柔道で闘争心に火が付いた少年時代

私は小学校時代から体を鍛えようということで、柔道をやっていたのですが、これが試合になると勝たなければという闘争心が芽生えるタイプでした。

あるとき、アメリカ人の子どもたち20人くらいと私たち20人くらいで柔道の交流試合をすることになったんです。20人がそれぞれ組になって相手と闘うのですが、みんな気後れしてしまったのか、実は勝ったのは私ともう1人の2人しかいなかったのです。私の相手は、私より10㎝以上背が高い人でしたが、運良く袈裟固めで一本取ることができて・・・。先生からも「頑張ったな」とほめていただいたことを今でも覚えていますね。勝負となるとついムキになるような、そんなタイプの子どもだったと思います。

中学に入ってからも続けていた柔道は、チームで都大会に出場するまでになりました。私は大腰が得意で、自分より大きい相手でも投げ飛ばすことがよくあったのですが、相手が自分より大きくても勝てるということが、私のなかで大きな自信につながったように思います。