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夢の高速船TSLをめぐる経緯

1.開発、構想段階から小笠原就航、現在までの経緯

●1989〜1994年:研究開発
1989年 造船大手7社による「テクノスーパーライナー(TSL)研究組合」設立。
 研究開発目標 ⇒速力50ノット(高速化)、航続距離500海里以上、
             貨物積載量1,000トン、耐航性(荒れた海でも安全に走行)
 TSL−F型(水中翼船を大型化)とTSL−A型(空気圧浮上原理を応用)。
1994年 想定実用船の約2分の1規模となる実海域模型船の建造及び各種の実海域実験。
(TSL−F型「疾風」、TSL−A型「飛翔」)
 
●1995年:総合実験
1995年 TSL−A型「飛翔」を用いた総合実験(コンテナを搭載して実航路を航行)。
 全国33港に寄港。夜間を含めた長時間高速航行実験。
 
●1996年〜:事業化
1997年 「飛翔」、静岡県により防災船兼カーフェリーとして改造。
 「希望」と命名され、清水―下田間の定期航路を航行。
1999年 政府の「ミレニアム・プロジェクト」に選定。
2000年 「希望」国際長距離航路の運航実験実施(清水―和歌山―長崎―上海)。
「TSLプロジェクト推進委員会」発足。
 TSL運航事業者の公募 ⇒ 13航路から要望 ⇒ 東京―小笠原航路を選定。
 三井造船の100%出資により、TSL保有管理会社(TSLシステムズ)を設立。
2001年 1月 扇国土交通大臣(当時)が小笠原諸島を視察(24日)。定例記者会見(26日)に
   おいて、小笠原航路におけるTSL就航の可能性について言及。
   石原都知事も、2月2日の定例会見において扇大臣発言を妥当な考えである旨
   発言。
9月 石原都知事が所信表明演説においてTSL就航を実現させたい旨表明。
   国土交通省と東京都との間でTSL就航に関しての協力について確認書を交わす。
2002年 TSLシステムズ、日本政策投資銀行及び民間(造船会社等)の出資を新たに得て、TSL
等の保有・リース・保守管理を目的とする「螢謄ノ・シーウェイズ」に社名変更。
2003年 テクノ・シーウェイズと小笠原海運(運航事業予定者)の間で傭船契約締結。
 テクノ・シーウェイズと三井造船の間で建造契約締結。
2004年 三井造船でTSL実用第一船の命名式および進水式。


●2005年現在
小笠原    
  (6月) 小笠原海運、テクノ・シーウェイズとの傭船契約の解除を通知。
※TSL引渡しが10月末となったことに対し、正式な延長通知がなかった
  ことを理由に解除を通知したとされている。
  一方で、原油高の影響で大幅な赤字も見込まれており、小笠原海運は
  国及び東京都に赤字支援措置を要請。
  (10月) 三井造船、TSLの海上試運転終了。
  (10月) テクノ・シーウェイズ、傭船契約解除無効とTSL引取り義務の存在確認の
仮処分命令を東京地裁に申し立て。
  (11月) 国土交通省・東京都、小笠原海運への運航支援断念
◎静岡    
  (10月) 「希望」、原油高による軽油燃料価格高騰のため、運航を休止。
  (11月) 静岡県、「希望」を2005年度中に廃船する方針を決定。