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チベット情勢の人道的解決を望む 2008.3.18[Tue]

 この一週間、チベットにおいて大規模な騒乱が発生している。その原因はまさしく中国政府によるチベットの非合理的併合および、その後の人権弾圧、文化破壊にあることは明白と考える。
 先般、ダライラマ法王と民主党鳩山由紀夫幹事長が会見をする席に同席したが、まさにラサにおける人口も、本来何千年も前から、そこに居住しているチベット人よりも、この20年間に入植した中国人の方が人口的に勝っているということが指摘され、今、そこで行われているのは、文化破壊、文化弾圧であると指摘がされた。
 今日において、ある報道によると、チベット地域において、公的空間においては中国語が使用され、またチベットの学校においても平常時には、中国語の教育が為され、外国のマスコミが入るときのみ、チベット語による教育が行われているという。
 これが真実であるとすると、極めて巧妙な同化政策が為されていると言わざるを得ない。すなわちチベットの文化破壊である。
 さらに、今日、チベット経済の上位は入植した中国人が独占し、チベット人はそうした中国人の下働きとしての仕事しか与えられないといった不満が増大しているとも言われる。
 こうした中で、昨日夕方、私を含む民主党有志は鳩山由紀夫さんを中心にして団結をし、中国政府のチベットに対する人道的対応を要請する記者会見を行った。
 そのポイントは、国際的調査団の派遣を中国は受け入れるべきであり、そのことによって、はじめて今回の騒動の真実が明らかになるということ。
 また、中国は人道的な見地からこのチベット問題を解決すべきであるということ。
 さらには、その原因となったことを除去することを強く要望する内容となっている。
 この原因とは、すなわち文化破壊をやめること、人権弾圧をやめること、更に完全なる自治の確立を目指すことなどである。
 私の感想を申し上げるならば、この記者会見についてテレビ局は5、6社が取材に来、更に大手を中心に多くの新聞社が集まった。
 その後、私は本稿を書くまでの間、なるべくマスコミの報道に最新の注意を払ってみてきたが、わずか産経新聞に今回のわれわれの挙は小さく取り上げられた程度であった。
 かねてから、中国政府の圧力によって、中国に対してマイナスになるような報道をするマスメディアは、北京オリンピックを取材するにおいて悪い扱いを受けかねないという話がまことしやかに語られてきたが、このことと何やら符合するかのようである。
 産経は日本のマスコミの中で唯一中国から追い出された経緯があって、中国政府の圧力に屈しないマスコミなのかもしれぬとも考えた。
今回の鳩山氏を中心としたわれわれのチベット問題における要望の記者会見が、結果として産経新聞以外、ほとんど報ぜられていなかったことは人権を尊重する我が国とそのマスコミのあり方としてははなはだ残念であると言わざるを得ない。
しかし、我々は今後も毅然として中国であれ、相手がどこの国であろうと、言うべきことは主張していきたいと考える。

 なお、昨日の記者会見で、発表した声明書は下記のとおりである。

                  平成20年3月17日

  チベット情勢の人道的解決を望む

今回のチベットにおける暴動は49年間の中国のチベット人権弾圧、文化破壊に遠因があると言わざるを得ない。これに対し、ダライ・ラマ法王とチベット人は、一貫して対話と非暴力によって問題を解決しようと努めてきた。しかし、未だ問題の解決には至っていない。

毎年3月10日に行われるチベット人による「平和蜂起記念日」がこのようなことになり、誠に残念である。中国政府は真実を明らかにすると共に、人道上の見地に立って根本的な原因を除去すべく問題解決に努力すべきである。その為にも、国際調査団の派遣を検討すべきである。

我が国政府は、即刻、中国政府に問題の理性的解決のため、あくまでも人権を尊重し事態の収拾を図るよう強く求めることを要望する。また、中国政府もダライ・ラマ法王と直接交渉し、和平を作り出すような度量の大きさをみせてほしい。

         衆議院議員 鳩山由紀夫
         民主党所属国会議員有志一同


民主主義の原点 2008.2.28[Thu]

 今回、「荒野の叫び」でご報告したいことは、最近、精力的に取り組んでいる「地域懇談会」のことです。
 実は、私が総支部長を務める「民主党東京都第3区総支部」においては、2月25日を皮切りに、毎月数回のペースで、「まつばら仁と語ろう!民主党 地域懇談会」という、地域の有志の皆様との話し合いの場をスタートさせました。
 私は、古代ギリシアの哲学者がそうであったように、「会話」から「正義」や最もふさわしい問題解決の方向性が発見されると考える者のひとりであります。
 固より、人間の文化や様々な価値観や伝統が、人間と人間との会話の中から生まれてきたことを顧みれば、会話こそ、すべてのモノごとの原因と解決の糸口を与えるものと考えるのです。
 事実、2月25日の地域懇談会では、様々な忌憚のない意見が出され、私も含めた民主党の各級議員との間で意見交換が為されました。おそらく、民主主義の原点といわれるギリシアにおいては、こうした素朴な対話から直接民主制の中で物事が判断され、洞察され、決定がなされたのだと思います。
 こうした民主主義の原点は、まさに地域の人たちとの対話にあると痛切に実感した地域懇談会でした。
 今後とも、冒頭に記したように何回も開催してまいります。
 是非とも、ひとりでも多くの、民主党に期待する皆様のご参加を心よりお願いいたします。


 
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